敷地は市街から少し離れた場所に位置し、細長い変則的な三角形を呈している。ここに築44年の家屋が建ち、介護を必要とする母親と、愛らしい犬と猫が同居していた。母親の介護が前提にあるのでその介護動線と、そして何よりクライアントは女性であるため、優しいイメージの建築になればとの思いを込め、親近感や優しさが得られるようヒューマンな寸法体系を用い、平屋建てを提案した。2階に見える部分は、プライベート空間のロフト部分であり、平屋建てにはない空間のダイナミックさをここで演出したのである。同時にこの造形には、風景としての建築であるようにとの願いも込められている。