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2006.02.17 Friday 10:12 | posted by yuze
 駐車場部分のスパンをどう飛ばすか、また梁間方向の耐力壁の不足分をどう補うか、についてこの2ヶ月ほど思考錯誤してきた。構造の選択肢は、まず木造か鉄骨造になるわけだが、コスト面から、鉄骨造では実現可能性は相当低いし、施主も基本的には木造を希望している点からも木造に絞り込まれた。そこで、木造でクリアするための方法をリストアップし、それぞれについて可能性を模索する作業を行った。

方法1)在来木造構法で、梁間方向に耐力壁を追加して補強する。
方法2)木造ラーメン構法を用いる。
方法3)一部鉄骨梁で補強

 まず、方法1)は構造的側面から見れば、確実な方法ではある。しかしこの案の魅力を損ないかねないし、もっとも保守的な解決方法である。従って優先順位は最も低くなる。
 次に、方法2)の場合、壁同士の接合角度が90度ではなく、やや傾いていることでほとんどの業者は金物が対応していなかったり、構造計算が出来ないなどいった理由で検討すらしてもらえない。数少ない中で対応してくれたのが、大阪と山形の業者である。ともに何事にも前向きに対応してくれた。しかし、大阪からだと、運搬費で結局コストアップに繋がるし、山形の場合は、大阪に比べれば、利便性もよく、実績のある業者であるが、施工単価が高い。そのため両者とも実現可能性は低い。

 最後に方法3)だ。確かに鉄骨造は施主の要望にそぐわないこと、コスト面から実現可能性は低い。しかし居住部分ではない駐車場のみであれば、しっかり断熱して鉄骨梁で補強するのが一番有効なようだ。また梁間方向の耐力壁に関しては、これまで建築物には含まれていなかった南面の塀を連続させることで、ほぼ原型を留めたまま実現出来る可能性が高くなった。

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▲方法2)壁を90度すれば、他の木造ラーメンの業者も対応できるはずなので、まずは模型にて判断してみる。しかし、ファサードのプロポーションが変わってしまうので、NG。

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▲塀と壁をさせて、梁間方向の耐力壁を兼ねる。
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